2019年12月16日月曜日

【来春開通へ整備終盤に】臨港道路南北線沈埋トンネル、愛称は「海の森トンネル」

建設中の沈埋トンネル(7月11日撮影)
 国土交通省は、中央防波堤地区と臨海部の有明地区を結ぶ「東京港臨港道路南北線」(東京都江東区)のうち、海底を通る沈埋トンネルの名称を「東京港海の森トンネル」に決めたと13日発表した。愛称は「海の森トンネル」。現在は舗装工事や設備工事を進めている。赤羽一嘉国交相は13日の閣議後の会見で「来年春ごろの完成に向け、しっかり整備を進めていく」と語った。

 臨港道路南北線(延長5.7km)の整備事業では、有明側の10号地その2地区と中央防波堤内側地区を海底トンネル(延長約931m)でつなげる。完成した道路は2020年東京五輪・パラリンピックで大会関係者の輸送ルートとして活用する。

 施工には沈埋トンネル工法を採用した。中央防波堤地区側の1~5号函を順次設置。有明側の接続部と連結する7号函を先行設置した後、6号函の沈設作業を7月6日に終えた。1函当たりの長さは134m。これまで製作された沈埋函で最長となる。

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