◇外国人材の受け入れ より良い仕組みに◇
4月に始動した改正出入国管理法(入管法)に基づく新在留資格「特定技能外国人」制度は、建設技能者の確保・育成に関わる重要な仕組みだ。同制度の開始以前から建設分野で導入している「技能実習生」と「外国人建設就労者」を含め、外国人材の受け入れ全般を担当。「新しい制度の基礎を作る大事な時期で決めることも多い」と気を引き締める。
「人の移動」や「移住」に関心があり、国土交通省に入省した。鉄道局や航空局、国土交通大学校などを経て7月から今の仕事に。建設業にじっくりと携わるのは初めてで「専門工事業の皆さんに教えてもらいながら、より良い仕組みにしていきたい」と話す。
外国人材の受け入れには、適切で円滑な制度運営だけでなく、暮らしやすい環境づくりなど幅広くきめ細かな気配りも大切だ。自身も2年間の英国留学があり「言葉が分からない、生活習慣が違うなど、外国人の立場で暮らしていくことの大変さは多少分かる」という。
留学や入省3年目に従事した総合政策局国際政策課での経験が今の仕事に生きている。建設業をもっと知るためにも「現場に足を運びたい」。
休日は旅行や散歩でリフレッシュ。海外旅行に不可欠なパスポート(旅券)だけでなく、近所にある公園の年間“パスポート”も積極的に利用する。好奇心旺盛な性格で「いろんな所に行ってみたい」と笑顔で話す。
(労働資材対策室課長補佐、にわ・ももこ)
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