運転免許センターの更新講習を受けた時、担当者が交通安全の徹底を繰り返し呼び掛けていた。今年の交通事故死者数が16年連続で全国最多だった県を上回ってしまったのに加えて、12月は毎年交通事故が増える傾向にあるためという▼交通事故の死者は高齢者が特に多いそう。半数以上が歩行中の事故で、ドライバーには右側から横断してくる高齢者に気を配るよう注意喚起していた。「くれぐれも安全運転で」。担当者はそう繰り返して講習を締めくくった▼東京労働局の「令和元年度年末・年始Safe Work推進強調期間」が1日に始まった。パトロールを行ったり、事業場の安全宣言活動を促したりする。企業の経営トップにも労働災害の防止を依頼する▼建設業には墜落・転落災害の防止とともに、相次いでいる火災の対策強化を要請中。「集中して労働災害対策を進めたい」。先月に東京都内をパトロールした土田浩史東京労働局長は、無災害を続けている現場の担当者にも対策の強化を申し入れた▼さあ師走。何かと公私のあわただしさが増す時期である。現場作業はもちろん車両の運転もどうぞご安全に。
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