◇総延べ2・2万㎡、22年度の街開きめざす◇
第一生命保険ら5社は、東京都世田谷区にある第一生命グラウンドを活用した街づくりに向けた構想をまとめたと16日発表した。健康増進などの取り組みを通じて、地域住民のクオリティー・オブ・ライフ(QOL、生活の質)を高める。クリニックモールやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)など総延べ約2・2万平方メートルの施設群を整備。2022年度の街開きを目指す。
街づくりに取り組むのは第一生命に加え▽丸紅都市開発▽相互住宅▽NTT都市開発▽野村不動産-の4社。敷地南側に各社が施設を整備する。
丸紅都市開発と相互住宅は、ファミリー向け分譲マンション(約70戸)や地域総合病院と連携し運営するクリニックモールなどが入る延べ約6200平方メートルの施設を開発する。
NTT都市開発が建設するのは延べ約4200平方メートルの学生向け住宅。戸数は約170戸を想定する。野村不は延べ約1万1500平方メートルのサ高住(約190戸)を整備する。
QOLを高める取り組みとして、世田谷区にキャンパスがある日本女子体育大学と連携した健康増進策の展開、緑地を活用した交流イベントの開催などを予定する。計画地と京王線仙川、千歳烏山両駅周辺とをつなぐ移動手段も検討する。同グラウンドの所在地は給田1の1の1(約9ヘクタール)。1954年に開設し、緑豊かな環境が広がる。
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