2022年3月23日水曜日

【総事業費1200億円、経済活性化などに期待】徳島南部道、徳島JCT~徳島沖洲IC間4・7kmの供用開始

徳島沖洲ICの全景(西日本高速四国支社提供)

  西日本高速道路四国支社が徳島市内で建設していた徳島南部自動車道の徳島JCT~徳島沖洲IC間(4・7キロ)が完成し、21日に供用を開始した。2021年3月に開通した徳島沖洲IC~徳島津田IC間(2・4キロ)とつながり、徳島市中心部と京阪神、瀬戸内方面が高速道路網で直結。経済の活性化や周辺道路の渋滞緩和が期待されると同時に、災害時の緊急輸送路にもなる。15年7月に着工した。総事業費は約1200億円。

 同日、徳島沖洲IC近くで式典が開かれ、県や市、国土交通省の関係者、国会議員ら約220人が出席した。前川秀和西日本高速道路会社社長は開通区間の特色として、吉野川河口に架かる約1・7キロの吉野川サンライズ大橋を紹介。「自然環境の保全に配慮し整備したコンクリート道路橋としては国内最長級」と述べた。

 阿波おどりの演舞やテープカット、関係車両によるパレードで開通を祝った。一般車両の通行は午後4時に始まった。徳島南部自動車道は、徳島JCT~徳島県阿南市の阿南IC(仮称)を結ぶ約22キロ。四国横断自動車の一部を形成する。徳島津田IC以南は未開通で、国交省が整備している。

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