◇活躍の場は自らつくる◇
事務系総合職として入社し7年目。社長秘書に就いたのは3年前だった。管理職か経験豊富な一般職が務めてきた仕事を任されると知ったのは、社会人大学院への入学を決めたのとちょうど同じ時期。内示を受けた時は「まさに青天のへきれき、とてもびっくりした」のが正直な心境。けれども「活躍の場は自らつくる」心構えで社長秘書と大学院での勉強をやり遂げようと心に決めた。大学院で学んだのはデジタルテクノロジー。友人のつてで中国企業の見学ツアーに参加したのがきっかけだった。日本より何歩も先を行く新興企業。「今こそ一歩先んじて学ぶチャンス」との思いが芽生えた。
社長秘書を務めながら、仕事を終えて約4時間の講義に向かうのは想像以上にハードだった。けれども年齢も職種もさまざまな院生と過ごす時間がとても刺激的で、自分の可能性を広げられると感じた。
2年間頑張り抜いて「デジタルテクノロジーとビジネス」を学び、修士号を取得した。学んだことを武器に「失敗を恐れず、前例に縛られずに新しい仕事に挑みたい」との思いが強くなった。ITスキルは「異なる領域の仕事をする人たちの橋渡しをするツール」。だから「個性あふれる人同士をつなぎ、会社を活気付けたい」とも。ミュージカル鑑賞が趣味。最近は部署の先輩たちとバンドを組むなど休日も忙しく過ごす。
(秘書グループ社長秘書、いまいずみ・ゆりか)
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