2022年3月1日火曜日

【洋上風力発電プロジェクトなどに対応】東洋建設、国内最大のケーブル敷設船建造へ

ケーブル敷設船の完成イメージ(東洋建設提供)

  東洋建設は2月28日、洋上風力発電プロジェクトの本格化を見据え、国内最大の自航式ケーブル敷設船を建造すると発表した。洋上風力発電施設と陸上変電所間の海底ケーブル敷設や着床式・浮体式の基礎杭施工など、さまざまな外洋作業に使用する。2022年度に設計し、23年度から建造を開始。25年度の完成と引き渡しを予定する。

 敷設船の全長は120m、全幅が27m。外洋まで独航が可能な推進装置を備えた自航船で、大水深にも対応可能な動揺低減機能付き250tつり級のクレーンを搭載する。ケーブル敷設用機器や洋上施工に必要な機器の配置が可能で、約2500m2の広いデッキを設置。欧州の洋上風力で求められる定点保持機能や多数の船員、旅客が宿泊できる施設も備える。同社は浮体式洋上風力発電施設の建設も視野に入れ建造する。多分野にケーブル敷設船を投入し洋上風力発電の普及に貢献する。

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