2022年3月15日火曜日

【記者手帖】冬の厳しさを初めて知る

  今冬は北日本などが記録的な大雪被害に見舞われた。JR北海道が2月に2度、3月にも1度、これまでにない大規模な計画運休を行うなど、平年以上に大雪の影響が濃かった。道路の慢性的な渋滞や公共交通機関の運休など間接的な影響は道民にとっていつものことだが、今シーズンは個人的にも大きな影響があった◆2月の大雪では自家用車の駐車場前の路地で立ち往生する車が続出。数えてみると2度の大雪時だけで9台の車の救助を手伝った。それだけではなく自分が運転する車も1度、スタックして身動きがとれなくなった。北海道で40年近く暮らし、札幌に住んでから20年になるが、初めてのことだった◆これだけではない。除雪も入るようになり、車が多少スムーズに走れるようになった2月末のこと。路面にできたポットホールにはまり、左側の前後輪2本がパンク。JAFを呼んだが、大人気のレッカー車が来るまで何もない田舎道で8時間待った◆先週、秋口に依頼した自転車の修理が完了したと連絡を受けた。引き取りに行こうと自宅の駐輪場に続く通路を見ると、自分の身長を超す積雪が。北国の冬の洗礼は続く。(ほ)

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