2022年3月17日木曜日

【メタボリズム建築の代表作】黒川紀章氏設計の中銀カプセルタワービル、4月に解体着手

  銀座八丁目開発は、建築家の黒川紀章氏(1934~2007年)が設計した集合住宅「中銀カプセルタワービル」(東京都中央区)の解体工事に4月に着手する。施工は東京ビルド。12月末の工事完了を予定している。

 ビルの所在地は銀座8の16の10。建物はSRC造地下1階地上13階建て延べ3091m2の規模。生物が代謝を繰り返しながら成長する仕組みを建築や都市計画に取り入れる「メタボリズム」に基づき黒川氏が設計した。計140戸の取り外し可能なカプセル(部屋)が特徴となっている。

 1972年に竣工した建物は老朽化が課題だった。管理組合は建て替えとカプセルの交換を議論していたが、昨年3月に敷地の売却を決定。建物が解体されることになった。

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