2022年3月29日火曜日

【サッカー場など再整備で方向性】埼玉県、大宮スーパー・ボールパーク構想を策定

  埼玉県はさいたま市にある県営大宮公園を再整備する「大宮スーパー・ボールパーク構想」を策定した。公園内の主要3競技施設(競輪場〈大宮双輪場〉、野球場、サッカー場)を再整備する三つの案を提示。競技施設関係者や民間事業者と意見交換し整備パターンを絞り込む。

 2022年度以降に基本計画の策定や要求水準書の作成などを進める。詳細スケジュールは今後詰めるが、すべての施設の完成は32年度以降を見込む。

 県営大宮公園(大宮区高鼻町、寿能町、堀の内町、見沼区大和田)は敷地面積67・8ヘクタールの規模。「試合がある日もない日も楽しめる公園」をコンセプトに構想をまとめた。

 再整備案として▽競技施設すべて建て替え▽野球場建て替え、サッカー場修繕、新たな運動施設整備▽サッカー場建て替え、野球場大規模改修・修繕、新たな運動施設整備-の3パターンを示した。新たな運動施設はアリーナ、スケートボードパーク、自転車競技場などを想定。民間事業者に意見を聞きながら、新たな競技施設エリアにふさわしい競技施設を検討する。

 3案とも競技施設の併設エリアににぎわいと交流をもたらす空間を確保する。スポーツ観戦前後に滞在するカフェなどの施設のほか、観戦をより楽しむための音響・映像装置、広場などを想定している。

 整備手法では、BTO(建設・移管・運営)方式、設計・施工一括(DB)方式など公民連携事業手法の導入可能性を検討する。今後、エリア全体や各競技施設の基本計画や要求水準書を作成。事業者を公募し設計、工事へと進める。

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