2021年12月に東京都内で開催された第59回「技能五輪全国大会」に初出場し、電工職種で敢闘賞を受賞した四電工の山内泰輝さん(20歳)。高松市の香川県庁で2月24日に行われた入賞報告会で日刊建設工業新聞の取材に応じ、「うれしい」と喜びを語った。
電工職種の課題は金属管工事や合成樹脂管工事、ケーブル工事などを組み合わせた内容。モーター制御やプログラミングも含まれ、5時間20分の制限時間内に正確できれいに仕上げることが評価のポイントとなる。コロナ禍でおととしの大会に出られず悔しい思いをした。「その分、2年間の実務の成果が出せた」と振り返る。
今大会はコロナ対策で無観客で実施。関係者が見守る静かな中で、課題に取り組んだ。電工職種の参加は43人。金賞は1人、銀賞は2人、銅賞は3人、敢闘賞は8人だった。「皆さんレベルが高かった」とライバルの健闘をたたえる。
入社3年目。人材開発センターに所属し、電気計装工事業務に従事している。競技大会に出場するのが好きな性分で、他の大会での入賞経験もある。「今後も技術を磨き、次回の技能五輪も出場したい」と意気込む。目標は金賞だ。
(やまうち・たいき)
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