2015年6月17日水曜日

【学ぶことは常に大切】東北整備局の研修施設が開設7年で利用者5000人突破


 東北地方整備局東北技術事務所の体験型実習施設の利用者が、開設から約7年で5000人を超えた。土木施設の維持管理・保全を担う技術者らの研修に使われる施設で、行政や企業の技術職員ら500~800人程度が毎年利用している。工事の監督・検査のノウハウや構造物の維持管理技術を効率的に習得できる研修施設として利用者からも好評だ。
 老朽化した橋梁下部やコンクリート床版など13種類の構造物を敷地内に展示。同局や自治体、企業などの技術系職員に、維持補修の施工手順や品質判定などのノウハウを教え、人材育成に一役買っている。 実物大の土木構造物を用いて研修を行える施設は東北地方ではここにしかないという。 品質確保や監督検査、保全点検などニーズに応じた研修メニューを用意している。利用者は東北6県が中心だが、関東圏からの利用申し込みもあり、9月には横浜市の職員が研修を受ける予定になっている。

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