2019年12月18日水曜日

【誘致実現へFIFAに計画提案書提出】JFA、23年女子W杯会場候補に8カ所選定

日本サッカー協会(JFA、田嶋幸三会長)は、招致を目指している2023年女子ワールドカップ(W杯)の計画概要をまとめた提案書を、国際サッカー連盟(FIFA)に提出した。

 20年東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる国立競技場(東京都新宿区、渋谷区)や、来年1月に完成する京都府立京都スタジアム(京都府亀岡市)など8会場を候補に挙げた。千葉市美浜区に建設中の「JFA夢フィールド」など、北海道から沖縄まで42のキャンプ候補地も盛り込んである。

 JFAは、07年に制定した「なでしこビジョン」でW杯の日本開催を目標に掲げてきた。現状は提案段階の位置付けで、開催が決定した場合は会場が変更する可能性があるという。施設所有者の判断によっては、設備投資が実行される。

 JFAは競技時の気温を考慮し、FIFAの要求より1カ月早い6月の開幕を提案した。田嶋会長は招致に関し「ストロングポイントは運営能力の高さ、安全、スタジアム」とコメントした。8会場については新幹線などからのアクセスをメリットに挙げた。新設された国立競技場は、大きなアピールポイントになる。

 FIFAによると、W杯招致にはブラジル、コロンビア、共催を目指すオーストラリアとニュージーランドから申請があった。現地視察を踏まえた評価報告書を作成し、20年6月にエチオピアで開かれる理事会で開催地を決める。日本を含め招致に名乗り出た国はいずれも初開催となる。

 候補会場は次の通り。

 ▽札幌ドーム(札幌市豊平区)▽ユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)▽国立競技場▽埼玉スタジアム(さいたま市緑区)▽豊田スタジアム(愛知県豊田市)▽京都スタジアム▽パナソニックスタジアム吹田(大阪府吹田市)▽ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)。

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