2015年6月1日月曜日

【おめでとう!!】東北整備局の「胆沢ダム建設事業」(岩手県奥州市)がダム工学会技術賞受賞


 東北地方整備局が13年度に完成させた「胆沢ダム」(岩手県奥州市)が、ダム工学会の14年度技術賞を受賞した。コンストラクション・マネジメント(CM)方式を導入し整備した国内最大級のロックフィルダムで、総貯水容量は1億4300万立方メートル。CM方式の導入や衛星利用測位システム(GPS)搭載重機の活用により、効率的に工事を進めた。施工中に岩手宮城内陸地震と東日本大震災の2度の大地震が発生したが、速やかに現場を復旧させ完成にこぎ着けた点などが高く評価された。
 胆沢ダムは、堤頂標高364メートル、堤高132メートル、堤頂長723メートル、堤体積1350万立方メートル。
 ダム本体工事は堤体盛り立て工事を鹿島・清水・大本特定JVが担当。
 洪水吐き打設を西松・佐藤・東急特定JV、原石山材料採取工事を大成・熊谷・ハザマ(現安藤ハザマ)特定JVが施工した。
 CMr(コンストラクション・マネジャー)は建設技術研究所・大林組JVが担当した。
 ダム工学会技術賞はダム工学会が92年に創設。ダム技術の発展に大きく貢献した個人や団体を表彰している。

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