◇プロの目で街並み見るように◇
学生時代、建築防災学を専攻。建物と火災の関係の研究に力を注いだ。就職活動を進める中、「縁の下の力持ち」として建物の安全を支える製品を多く提供している三和シヤッター工業に魅力を感じ、入社を決めたという。
入社5年目。防火扉の開発や、既存製品の改良・改善を担当している。防火扉の製品開発では、実際に火を使って防火性能を確かめる実験が行われる。「火の動きは予測が困難で、試験をうまく進めるのが難しい」という。
自身が開発に関わった製品はまだ少ないが、そんな中でも「自分が開発した製品が使われているところを見ると、本当にうれしくなるし、やっていてよかったと思える」と笑顔で話す。
入社してから、街並みに対する見方が変わった。以前は何気なく見ていた建物の扉。製品開発に携わるようになってから「どんな性能があるのか、形・デザインはどうか」とプロの目で注意深く見るようになった。そこから開発のヒントを得ることもあるという。
一口に防火と言っても、さまざまな機能があり、時代の変化で顧客の要求も変わっている。「世の中の流れを見極め、必要とされる製品を開発すること」が今後の目標だ。
趣味は幼い頃からずっと続けているスキー。年に4、5回は関東近郊のスキー場に赴き、滑りを楽しんでいる。
(ドア・間仕切グループ、こばり・れな)
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