鴻池組旧本店の洋館㊨と和館(報道発表資料から) |
鴻池組旧本店は創業者の鴻池忠治郎(1852~1945年)が企業の近代化策の一環として1910年に建設した。木造2階建ての洋館と和館が連接した形式で、扉を隔てて行き来できる。
洋館は大正期に流行したセセッション様式の外装が特徴。2階応接室の暖炉や調度品の装飾はアール・ヌーヴォー様式でまとめている。和館は大阪の伝統的な町家の表構え。室内の欄間などに彫刻が施された繊細な意匠が特徴的だ。
鴻池組は答申を受け、歴史的建築物の保存・活用に関する研究開発を促進。地域資産として活用してもらえるよう、建物の維持・保存と情報の発信に努めていく考えだ。
0 comments :
コメントを投稿