2021年11月8日月曜日

【凜】東京都中小建設業協会・秦亜矢子さん

 ◇建設業の魅力発信に尽力◇

  2児の母。仕事と子育てが両立しやすい職場環境を求め、2年前に商社から転職した。事務職として、企業説明会や会員合同新入社員研修、理事会などの開催、発注機関との意見交換会など、協会の活動全般を補佐している。

 仕事柄、会員各社のトップから若手まで幅広い世代の人たちと接する機会が多い。「皆さん気持ちの良い方ばかり。特に中小建設業は経営層と若手社員との距離が近く、一人一人の社員を見守って、大切にしているのが魅力的だ」と話す。

 喜びを感じた瞬間の一つが予想を上回る若手の活躍。担い手確保・育成事業に携わっていることもあり「入社数年でこんなにしっかりしているんだとびっくりした。建設業の業務内容が多岐にわたり、さまざまな能力が求められるからだろう」と、笑顔を見せる。

 建設業との縁は深い。父親はゼネコンに勤める建築技術者。小学生の時、阪神・淡路大震災の復興事業に奮闘する父の姿が印象的だったという。父親が携わった建築物を目の当たりにして「自分の仕事が形に残るというのはすごい仕事だなと思った」。

 今後の目標は建設業の魅力を一人でも多くの人に伝えていくこと。「建設業をより良くしたいという思いを実現できるように精いっぱいサポートしていきたい」と力を込めた。

 (はた・あやこ)

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