あす3日は文化の日。祝日法によると「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日という。1946(昭和21)年のこの日に今の憲法が公布され、47(昭和22)年5月3日の施行日と併せて国民の祝日になっている▼文化の日は「晴れの特異日」としてよく知られる。毎年同じような天気になりやすいという意味で気象庁の集計によると東京の晴天率は7割といい、文化の日が曇り空になったと取り上げるメディアもある。ただ勤労感謝の日(11月23日)、12月の23日と29日は8~9割の晴天率だそう▼空気が爽やかで抜けるような青空。冬の到来を間近に控えたこの時期は一年の中でも過ごしやすい。油断はできないけれども外出がはばかられた状況から変化しつつあり、遅ればせながら秋を楽しむ雰囲気になってきている▼食欲に芸術、紅葉、実り、行楽…。スポーツ好きには楽しみが多く、来春の進学を控える学生にとっては追い込み開始の時期。食欲の秋で思い出すのはさんまに栗、マツタケ、柿といったところ▼秋が過ぎればやがて冬が来る。厳しい季節の到来を前にいま一度、「備えあれば憂いなし」と肝に銘じたい。
0 comments :
コメントを投稿