激流の中、華麗なパドル裁きで下流へと突き進むカヌーイストたち--。東京都は26日、東京五輪のカヌー競技会場となった江戸川区のカヌー・スラロームセンターの見学会を開いた。東京五輪で活躍した羽根田卓也選手らが参加しカヌーの動き方を実演した。
カヌー・スラロームセンターは都立葛西臨海公園の隣接地に2019年完成した。国内初の人工スラロームコースを備えている。五輪終了後は水上競技の国際大会やレジャー施設として利用する。来夏に予定する再開業に向け、都民らに五輪会場を体感してもらおうと都が見学会を企画した。
当日は午前、午後に分かれ合計約100人が集まった。担当者から競技コースなど施設の説明を受けた後、選手から競技の魅力などを聞いた。競技コースは長さ200mで幅10m、勾配2%。左右に配置した障壁ブロックが大きくうねる水流を生み出している。22年夏に一部開業し、23年春のグランドオープンを予定する。
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