2021年11月30日火曜日

【記者手帖】身近にあるマージャン

  「テンパる」「リーチ」「一気通貫」。日常、耳にすることもある三つの言葉の共通点は、マージャンがルーツにあるということだ◆マージャンは1920年代初めころ中国から日本に伝わったという。小説家の菊池寛が熱中するなど爆発的に広まったそう。現代でも使われる用語の数々は100年もの間、マージャンが愛されている証左と言える◆たばこの煙が立ち込める場末の雀荘で淡々と牌を打ち込む。マージャンと聞くと怖いイメージを抱く人もいるのでは。禁煙・分煙の流れ、お年寄りなどが楽しむ健康マージャンもあり一昔前と様相はだいぶ変わっている。プロ雀士(じゃんし)が白熱の試合を繰り広げる競技マージャン「Mリーグ」がネットで放映されるなど、ブーム再びの動きも出ている◆自身の手を完成させるのに考えを巡らす戦略性の高さこそマージャンの魅力。大学に入学した頃からマージャンを打ち始めた。予測力や柔軟な思考が養われ、大事なタイミングを逃さず記事にしたり、記事の構成を考えたりするのに役立っている…と思う。多くの人に気軽に一歩踏み出していただきたいと思っている。(D)

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