2025年2月13日木曜日

青森県平川市/食・農・観の拠点整備構想、25年度に事業可否検討へ

 青森県平川市は産業振興基本構想に基づく「食・農・観の活性化拠点」整備に向け、事業可否を含む整備方針の検討に入る。2025年度予算案に決定までの検討事項整理やサウンディング(対話)調査などを任せる「食・農・観の拠点整備構想検討業務」費として1390万円を計上。選定方式は公募プロポーザルを想定する。発注時期は未定。PFIなどの官民連携手法を検討しており、事業化を決定した場合は26年度に可能性調査などに着手する。
 整備を目指しているのは、市が強みとする高付加価値な農業・農産物を中心とした拠点施設。地域の食文化や観光資源を結び、地域の魅力向上と持続可能な発展の鍵として期待されている。24年12月の前回対話で市場性の有無や具体的な拠点機能、候補エリアの絞り込み、整備運営手法の方向性、事業採算などを聴取した。調査結果は整備構想検討業務に反映する考えだ。
 整備候補地には県道13号(黒石~大鰐)上、国道102号(弘前~黒石)上、国道7号上、ほか(中心市街地)など広範囲に設定している。今後の実施計画などの段階で具体的な場所を決める。柏木町藤山にある「ねぷた展示館」との一体整備も検討している。
 施設には交流スペースを設け、地域住民が主体になるイベントや教室、展示会を開催できる場にする。ライブ配信やSNS撮影が可能なスタジオなど、情報発信を活用した戦略的事業も展開。伝統芸能・平川ねぷたのはやしや伝承料理の調理体験などの観光、マルシェを開催できる物販・飲食、食育・教育など、幅広い活用を見込んでいる。




from 工事・計画 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=171361
via 日刊建設工業新聞

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