2025年2月10日月曜日

長崎市/平和公園スポーツ施設再配置、陸上競技場跡にプール移転

 長崎市は7日、平和公園の西地区(松山町)にあるスポーツ施設の再配置について検討する同市平和公園再整備基本計画検討委員会(委員長・西岡誠治長崎県立大学教授)を開き、陸上競技場とソフトボール場を公園外に移転し、陸上競技場跡地に市民総合プール、ソフトボール場跡地に弓道場とテニスコートの一部をそれぞれ配置する再整備基本計画報告書の素案を示した。
 再配置は、長崎県が計画する地域高規格道路の長崎南北幹線道路が公園内の複数のスポーツ施設の上空を通過するため、スポーツ施設の再配置や歩行者動線の在り方などを検討している。
 素案によると陸上競技場跡地の南側にプール(敷地面積約1万4000平方メートル)、北側に芝生広場(約8000平方メートル)、これらを囲むように600メートルの外周園路を整備。芝生広場北側には平和伝承施設を設ける。屋内プールの機能や規模、位置、屋外プールの在り方などは計画策定後に検討する。
 陸上競技場については、中部下水処理場跡地(茂里町)に陸上練習場としての機能を移転。長崎南北幹線道路の高架下となるプール跡地には多目的空間(スポーツ小広場)を整備する。
 ソフトボール場は市総合運動公園(柿泊町)に再配置。その跡地に必要面積が小さい弓道場と道路整備に支障を来すテニスコートの一部を配置。それぞれの機能、規模、配置については関係団体と協議する。
 施設の再配置を巡っては、2023年4月の市長選で初当選した鈴木史朗市長が再検討する考えを表明し、委員会に専門の再検討部会を設置。検討を重ねた結果、24年11月に鈴木市長がプールを同公園内の陸上競技場の場所に再配置する方針を示していた。
 市は基本計画に基づいて25年度からPFI導入可能性調査などを進めるとしている。
 再整備基本計画策定業務は八千代エンジニヤリングが担当。




from 工事・計画 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=171304
via 日刊建設工業新聞

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