2025年2月6日木曜日

回転窓/春の労務単価アップ

 静岡県河津町の「河津桜まつり」が今年も始まった。立春を過ぎ、春の訪れを告げる催事のニュースが少しずつ増えている▼河津桜まつりは今年で35回目。気温の低い日が続いたことで、予報によると開花は20日以降になるそう。まつりの期間中、15、16日と22、23日には能登半島地震の被災地を応援するため「出張輪島朝市」が開かれる▼暦の上で春を迎えても、今季最強・最長とも言われる強い寒気が日本列島を覆っている。日本海側から雪雲が流れ込み、北海道や北陸は5日も記録的な大雪になった地域がある▼そうした各地で多くの建設会社などが除雪に奮闘している。SNS上には「親切な建設会社の社長さんが重機で除雪してくれた」などと、一般の方々から発信された通行止め解除への貢献や生活道路の除雪に対する感謝と応援のメッセージが並ぶ▼石破茂首相が4日の閣僚懇談会で、公共工事設計労務単価の引き上げを指示した。単価は例年2月に公表されており、上昇なら13年連続となる。春の単価アップを重ね、地域とインフラを守っている建設業の処遇改善や担い手の確保につながっていくよう期待したい。




from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=171226
via 日刊建設工業新聞

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