2025年2月7日金曜日

鹿島/クワッドアクセルを他社施工3現場に導入、システム適応性高め広く普及へ

 鹿島は自動化施工システム「A4CSEL」(クワッドアクセル)を、他社が元請施工の三つの現場に適用した。自動ブルドーザーや自動振動ローラーを導入。建設会社と連携しクワッドアクセルを試行的に使用してもらうことで業界に広く普及させるのが狙い。さまざまな建設工事に導入し、システムの適応性をさらに高める。
 導入したのは▽松島初原土地区画整理事業(松島イノベーションヒルズ)(施工者=日本国土開発、国土開発工業)▽長与町嬉里・丸田地区計画(同=冨島建設)▽桑名市多度町あらめ池地区開発事業(同=水谷建設)-の3現場。自動振動ローラーによる転圧や、自動振動ローラーと自動ブルドーザーなど複数機種による連携作業を行う。
 クワッドアクセルは「施工マネジメントシステム」と「自律自動運転システム」で構成する。鹿島はこれまで建設現場の省人化と生産性、安全性の飛躍的向上を目指してダムを中心とした工事に適用し、実績と成果を積み上げてきた。
 同社は今後、クワッドアクセルをより多くの現場に適用し、建設機械の自動運転機能と性能の向上を図る。自動化機種を増強し、適用可能な工種や作業を拡大するとともに、現場規模や使用条件に合わせて柔軟に対応できる汎用(はんよう)性の高いシステムへ発展させるための技術開発を進める。




from 企業・経営 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=171261
via 日刊建設工業新聞

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