三重県四日市市は、老朽化が進む北勢地方卸売市場の再整備を具体化する。2025年度予算案に関係費1425万5000円を計上した。本年度に実施した民間事業者へのサウンディング(対話)調査の結果を踏まえ、整備主体など事業スキームの検討を進める。早期の基本構想策定を目指す。
北勢地方卸売市場(河原田町伊倉712)は1979年に四日市、桑名、鈴鹿の3市が公設公営で開設した。指定管理者制度を経て2010年に完全民営化。施設は3市で共同所有している。敷地面積は11万6269平方メートル。総延べ床面積は4万2594平方メートル。主要施設として青果棟(RC造2階建て延べ7477平方メートル)や水産棟(RC造2階建て延べ4015平方メートル)がある。
取り扱い量の減少や施設老朽化などに対応するため、機能を強化し県内の市場流通拠点として再整備する。本年度の対話では土地・建物の所有権の在り方や余剰地の活用方法について提案を募るとともに、参画意欲や条件などを確かめた。今月中をめどに対話結果の概要を公表する予定。
25年度は本年度に引き続き基本構想の策定作業を進める。対話結果を踏まえ、3市と運営権会社の再整備への関わり方や資金、スケジュールなどについて検討を深める。本年度の基本構想策定業務は流通研究所が担当している。
from 工事・計画 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=171310
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