静岡県焼津市は、2023~24年度の2カ年で基本設計を見直した「焼津市立総合病院新病院建設事業」について、25年度も再度、設計を見直す方針を決めた。資材価格や労務費の高騰で病院経営に影響を与えかねないほか、病床稼働率もコロナ禍前の状態まで回復していないため、受療動向を見極めながら病床数や規模などを再検討しコストを抑制する。30年度以降の早期開院を目指す。
19年度の基本設計着手時は病床約450床、延べ約3万8000平方メートルの規模を想定。新型コロナウイルス感染症の拡大や許可病床数の縮小などを受け、23~24年度で基本設計を見直した。
病床は423床とし、▽病棟形状と可変性のある病室配置▽各診療部門の合理化、建物寸法▽手術室削減(9室から8室)▽一般レストランの取りやめ、講堂規模を縮小▽心臓カテーテル室の整備-など、病院機能の強化、維持を図りながら見直しを実施。環境面ではカーボンニュートラル(CN)対応(ZEB Oriented)、雨水調整池の拡張など周辺環境にも配慮した。病院棟はS造9階建てで免震構造を採用。9階に電気室と機械室を配置する。リニアック棟はRC造2階建てで耐震構造とした。
しかし、建設資材の高騰などで概算事業費が急増。このまま事業を進めるにはリスクが大きいため、経営強化プランに基づき引き続き経営改善に取り組むとともに、基本設計を再度見直すことが必要と判断した。見直し作業は梓設計が引き続き実施する。順調に進めば26~27年度に実施設計を行う予定だ。
from 工事・計画 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=171232
via 日刊建設工業新聞


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