2025年2月10日月曜日

結/東洋建設・トリム・ケイラブさん、東洋建設と世界の架け橋に

 アメリカで生まれ、1歳の時に両親の仕事の都合で来日した。高校を卒業するまで日本で暮らし、大学進学で再度アメリカへ。異文化や国際関係を学んだ。バイリンガルの強みが生かせる職場で働いていたが、日本の会社で働きたいと思い、2021年東洋建設に入社。契約の締結に必要な交渉業務に従事する。「建設はもちろん洋上風力のことも聞いたこともなくて、入社したら勉強ばかりだった」と入社当時を振り返る。
 強みは「日本語と英語が話せて、両国の文化に理解があること」と自負する。交渉では文化や商習慣が国ごとで違う。交渉は「とても神経を使う仕事」と認識し、相手の会社の方針やスタンスを深く知るなど事前準備に余念がない。「意味やニュアンスをうまく伝えることが大事だ」という。
 直接的にものづくりには関わっていないが、「契約業務はプロジェクトにとって土台」と考えている。成果物を実際に見ると、「その裏側に私の仕事があったことを実感し、やりがいを感じる」。
 「日本の洋上風力市場は大きくなる」と見据え、「東洋建設がトップクラスになるよう頑張りたい」と力を込める。「この経験を生かして、今後も海外企業との関係に取り組みたい。契約交渉や会議の通訳、資料の翻訳であっても、良いコミュニケーションを通じて、東洋建設と広い世界の『ブリッジ』になりたい」と笑顔を見せる。
 東洋建設洋上風力事業本部管理部係長




from 人事・動静 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=171306
via 日刊建設工業新聞

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