イタリア北部で行われるミラノ・コルティナ冬季五輪の開幕まで1年を切った。同国で4度目、ミラノで初となる大会は来年2月6~22日の17日間、新競技の山岳スキーを含む8競技116種目が予定されている▼近年の五輪は開催経費の負担増などを背景に立候補を断念する都市が相次いでいるという。国際オリンピック委員会は経費を抑えるため、既存や仮設の施設の活用を推奨し開催都市以外の国内都市などで競技を認めるといった改革を進めている▼今大会は使う施設のうち約85%が既設で、新設会場を最小限にとどめる。最大の特徴は複数都市による「広域開催」。四つの会場群を設け各競技を行う異例の運営となる▼ミラノとコルティナダンペッツォの間は直線距離で300キロ近く離れている。会場群の移動や観客輸送など課題が残る中、次回もフランスのアルプス地方で広域開催になる。今回は先駆け的な大会で五輪の新たなモデルになりそうだ▼アイスホッケー女子が日本勢で最初となる大会の出場権を獲得した。各競技でも予選会が進む。厳しい道のりだが、選手には全てを出し切って五輪の切符をつかんでほしい。
from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=171413
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