2015年6月4日木曜日

【田植えのシーズンだのー】各地で子どもたちが稲作体験

大橋JCTの屋上ででよっこらしょ
夏に向かって気候が良くなっている昨今、企業や団体が稲作体験を企画し、子どもたちと一緒に田植えを行うイベントが相次いでいる。首都高速道路会社は2日、大橋ジャンクション(東京都目黒区)の換気所屋上に整備した自然再生緑地「おおはし里の杜」に、地元の目黒区立菅刈小学校の5年生約30人を招いて稲作体験イベントを開いた。
 今年で5回目のイベント。児童らは係員から稲の作付け方法の説明を受けた後に田植えを開始。おおはし里の杜の一画に整備した田んぼ(敷地面積100平方メートル)に苗を植えた。
 稲は千葉県産の「ふさこがね」を使用した。粒が大きく、風や冷夏にも強いのが特徴。昨年の収穫量は約22キログラム(精米後)。今年も12月に収穫し、おにぎりなどにして食べるという。

 ◇大阪でもよっこらしょ◇

こちらはショールームの屋上に田んぼ
 関西では、大阪ガスがは、大阪市西区千代崎のショールーム「hu+gMUSEUM(ハグミュージアム)」の屋上に設けた水田で、地元の大阪市立日吉小学校の5年生とともに稲作を始めた。5月25日に3クラス97人の児童は、屋上水田に入り、田植え作業に挑戦した。
 同社は、有識者らと協力して、エネルギーや環境に関する学習、スポーツ、調理などの体験を子供たちに提供するプロジェクトを推進。稲作体験を通じて農業の大切さなどを学んでもらおうと企画した。
 田植えの前にハグミュージアムの牛尾裕行館長は、「ここは大阪ガス発祥の地で、初めてガスを家庭に送り出した場所。植えた稲を秋に収穫して4階のキッチンスタジオで食べるのを楽しみにしています」とあいさつ。児童は約120平方メートルの屋上水田で、同社社員ボランティアや安井建築設計事務所の設計担当者らのサポートを受けながら苗を植えていった。
 田植え初体験の子どもが多かったが「とても楽しかった。秋の収穫が楽しみ」「またやってみたい」などと話していた。

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