2015年6月4日木曜日

【その名もロボット村】安川電機のみらい館が完成!!

完成した「みらい館」。
同社得意の産業ロボの動きをイメージしたデザインという
 安川電機が「安川電機八幡西事業所再配置計画」として進めていた「ロボット村・安川電機みらい館」が完成した。同社の100周年記念事業として本社棟やみらい館などを新設。全体を「ロボット村」と位置付け、皆に親しんでもらえる事業所を整備した。設計は三菱地所設計、施工は清水建設が担当した。
 ロボット村は、同社創業の地である北九州市八幡西区の本社内に整備。敷地全体に配置されていた工場を敷地北側に集約し、JR黒崎駅側の敷地南側に本社棟、みらい館、カフェテリアなどが入る福利厚生棟を配置した。一般の人々が自由に憩うことができる公園「YASKAWAの森」を整備し、近く新設される駅前広場との相乗効果でまちの活性化に寄与することを狙った。
 
みらい館の展示室にはロボットアームなどがいっぱい
 今回のプロジェクトでは100周年にちなみ、100のエコアイテムを用意。600キロワットの太陽光発電、自然光だけで執務が可能なオフィスなど既存の技術を使い、全体で大きなエネルギー削減を実現している。安川電機の技術であるエネルギーマネジメントソフト「エネサイト」を導入、エネルギー管理も行う。
 みらい館は、安川電機の技術である産業用ロボットの技術だけでなく、ものづくりの魅力を進化させる形で情報を発信していく。ロボットアームや最新の製品を展示するとともに、体験型スペースを配置。産学官連携による技術を考えるコミュニティーとして広く使ってもらう。複雑なボリュームが絡み合う建物の特徴的な形状は、安川電機の主力商品である産業用ロボット「モートマン」の動きをイメージした。

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