NIPPO九州支店(真田昭彦支店長)は25日、佐賀県多久市の佐賀合材工場に佐賀県立唐津工業高等学校の生徒を招き、体験学習・見学会を開いた。土木科の2年生36人と教諭の計38人が参加し、将来の自分が携わる土木技術を肌で感じていた。
はじめに九州支店合材部の横田明史係長が「アスファルト舗装は、交通の質や量などの条件を考慮して適切な材料を配合している」と説明。続いて生徒たちは、用意されたストレートアスファルト、改質アスファルトのサンプルを手に取り、硬さや伸びの違いを体感した。また、密粒度アスファルト混合物とポーラスアスファルト混合物の供試体に水をまき、表面撥水(はっすい)と浸透撥水の違いを体験し、驚いていた。道づくりの最先端の技術に触れた生徒たちにとって有意義な一日になった。
見学会後、片野辰彦工場長は「生徒にアスファルト舗装や舗装会社を知ってもらう良い機会になった。これを機に道づくりに興味を持ってほしい」と呼び掛けた。生徒の代表者は「学校で習った内容が実際にどのように行われているかを知ることができた。今日の見学会を糧に頑張って勉強していきたい」と決意を新たにしていた。
引率した中嶋孝一教諭は「アスファルト舗装は、学校での実地授業が縮小されており、このような見学会は貴重な経験になる」と話した。NIPPOは今後も現場見学会などを開き、工業教育に協力していく考えだ。
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