2015年11月6日金曜日

【新刊、出ました】JICAの『新興国のインフラを切り拓く―戦略的なODAの活用』


 国際協力機構(JICA)の山田順一上級審議役が戦略的なODA(政府開発援助)を分かりやすく解説するとともに、本紙最終面で連載中の「JICA途上国開発の潮流」をまとめました。

 政府は13年3月、インフラ輸出を重点的に議論する場として「経協インフラ戦略会議」を立ち上げ、インフラ輸出を20年に現在の3倍に当たる30兆円に拡大する方針を打ち出しました。同5月には具体的な施策を示した「インフラシステム輸出戦略」を公表。その戦略内容を「日本再興戦略」に盛り込み、閣議決定しています。

 本書は▽インフラ開発の潮流▽戦略的なODAでインフラを切り拓く▽セクター別のインフラ開発の現状▽アジアのインフラ開発の現状▽アジア以外のインフラ開発の現状|の5章で構成。インフラシステム輸出戦略に基づき、JICAが進める円借款や技術協力、無償資金協力のスキーム改善内容、過去2年間に新設した各種制度などを解説。同時に戦略的ODAに精通しているJICA職員がこれまでの経験と実績を、セクター別や国別に紹介しています。
 既に海外進出している企業、これから海外進出を検討されている企業の方々にぜひ一読していただきたい内容です。
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