埼玉県県土整備部と埼玉県建設業協会さいたま支部(中原誠支部長)は5日、さいたま市内の幼稚園児141人を同市南区のさいたま県土整備事務所に招き、建設重機の試乗などを楽しんでもらう体験学習を実施した。子どもたちにものづくりへの興味を持ってもらうのが狙いで、県土整備部と埼玉建協さいたま支部による開催は今年で2回目。初めて重機に触れた園児らは、担当者の補助を受けながら、小さな手で真剣に操作レバーを操っていた。
同日は、バックホウ、ブルドーザー、コンバインドローラーなどの重機に試乗できるブースや、トンネル掘りで遊べる砂場などを事務所の駐車場に設け、園児らに順番に体験してもらった。吉田学さいたま県土整備事務所長は、「砂場遊びなどは土木の原点とも言える遊びだが、そうした機会が最近の子どもたちの周りには少なくなってきている。このイベントをきっかけに建設業に親しみを抱いてくれればうれしい」と話した。
埼玉建協さいたま支部からは、会員企業13社と、その協力会社3社の従業員らがイベントの運営に協力。重機のブースでは、試乗の順番を待つ園児に、自動車のタイヤと重機のクローラーの機能の違いを説明する担当者の姿があった。中原支部長は「今年は昨年より準備に時間をかけることができ、参加企業も多く集まった。子どもたちには大人たちの説明をしっかり聞いてもらい、安全に体験学習を楽しんでもらいたい」と話していた。
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