2015年11月25日水曜日

【環境活動に力、入ってます】エコ・ファースト推進協、都内でサステナブルカフェ開く

学生に環境の取り組みを説明する戸田建設担当者
 環境省から先進的な環境対策に取り組んでいる企業として認定された「エコ・ファースト企業」による自主運営組織「エコ・ファースト推進協議会」は21日、持続可能な社会づくりを学生と考えるイベント「エコ・ファースト サステナブルカフェ」を東京・中野のキリン大会議室で開いた。企業関係者と学生がテーブルを囲んで環境配慮の取り組みとはどうあるべきかを話し合った。建設関連からは大成建設、戸田建設、LIXIL、積水ハウス、アジア航測の5社が参加した。

 冒頭、主催者を代表して樋口正一郎氏(戸田建設価値創造推進室技術開発センター副センター長)が「今回は日本の環境活動をけん引する企業が集まった。環境をテーマに企業が学生とコミュニケーションを取るのは珍しいが、互いに肩肘を張らず、結論を急ぐことなく、できたところから成果を発表してほしい」とあいさつした。

 協議会加盟企業13社がそれぞれの環境配慮活動を紹介。建設関連会社はZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)やZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)、エコ商品などを説明し、学生の活発な質問に丁寧に答えていた。

 引き続き13社の関係者と、5大学(東大、慶大、早大、首都大学東京、東京農大)の環境サークルに所属する学生計56人が6~7人ずつ9グループに分かれ、「持続可能な社会実現のためにできること」をテーマに議論。企業、消費者、地域の三つの視点から環境に優しい社会貢献のあり方について意見換し、最後に各グループから成果を報告した。

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