2015年11月30日月曜日

【水都・東京、復活】大林組が水上都市構想発表


 大林組が、2020年東京五輪後に描く「スマート・ウォーター・シティ東京」建設構想を発表した。かつて「東洋のベネチア」と称され、暮らしの中に水が豊富にあった水都・東京の姿をよみがえらせる試み。水都にふさわしい洋上のランドマーク「東京ウェルカム・ゲート」の整備や都心部の降水を大量に貯留し循環活用する「スマート・ウォーター・ネットワーク」の構築などを提案している。

 構想は、建設にまつわる文化を考察、紹介する広報誌「季刊大林」(56号)に、技術陣の誌上構想として掲載した。

 東京は現在、水源不足、渇水、洪水など水環境を取り巻く課題を抱えている。構想では、貴重な水源を適正にマネジメントしながら有効に利活用する現代の水都を検討。都心部に水の流れを復活させ、水上交通としても活用する「水路復活」なども提案している。

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