ホーチミン市工業大学(HUTEC)は、日本の大学のカリキュラムを導入した「越日工業大学(VJIT)」を開校する。このほど同市内のキャンパスで開校式を開いた=写真。プログラムには政府のほか、両国の関係機関や大学、民間企業などが協力している。
式典には駐ホーチミン日本領事館や日本貿易振興機構(JETRO)からも関係者が出席。矢ケ部義則首席領事は「ベトナムは東南アジアで2番目に多くの日本企業が進出している国だ。労働力は豊富だが、ITなどの分野で熟練人材は不足している。VJITの学部プログラムが優秀な人材を輩出し、日本企業で活躍する人材が増えることを願う」とあいさつした。
VJITは、初めて日本から大学カリキュラムを輸入した。学生はITや機械、土木などさまざまな分野の工学学士号を取得できるほか、日本語や日本企業の特性なども学べる。ホーチミンを中心にベトナム南部に拠点を持つ日本企業の即戦力となることが期待されている。(セイ・ズン、11月22日)
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