2015年11月20日金曜日

【久々にサッカーネタ】広島新スタジアム整備とJヴィレッジ再生で新たな動き

サッカーに関連する環境整備の動きは全国で活発化している
(写真と本文は関係ありません)
 ◇広島、新スタジアム整備へFS開始◇

 広島市は「サッカースタジアムに係る事業の実現可能性調査業務」の委託先を決める公募型プロポーザルで、最優秀提案者に日本総合研究所を選定した。履行期限は16年2月29日。

 業務は、スタジアムの建設候補地(旧市民球場跡地と広島みなと公園)の絞り込み、事業主体、事業スキームなどについて一定の方向性を出すことを目的としている。

 具体的には、2カ所の候補地の比較検討を行い、最終的な候補地の絞り込みに向けた根拠を整理する。検証する項目は▽本体工事▽付加機能(ショップなど)の整備▽付帯工事▽大規模改修▽管理・運営-に要する概算事業費の算出と比較。これをもとに、事業スキーム・運営方法、資金調達方法、事業採算性評価、経済波及効果の算出などを検討し、MICE(国際的なイベント)施設整備も含めた事業の実現可能性を調査する。

 スタジアムの前提条件は、日本サッカー協会の定めるスタジアム標準・スタジアム検査要項に準じる仕様(観客席3万人)。

 MICE施設規模は総延べ約2万平方メートル、展示スペース約9000平方メートル、会議室(大500平方メートル、中200平方メートル、小100平方メートル×2)。付帯工事は、旧市民球場跡地は地盤の掘り込み(地下水対策含む)、ライフラインの移設、ライトスタンド撤去など。広島みなと公園はペデストリアンデッキの設置、東屋など公園施設の撤去、防災機能(ヘリポートや災害時物流拠点)の移設と設置など。

 ◇Jヴィレッジ、再生へ一歩◇

 福島県電源地域振興財団は、Jヴィレッジ復興・再整備基本設計業務の公募型プロポーザルを行った結果、梓設計を最優秀者に選定し、17日に5302万8000円(税込み)で契約を交わした。履行期限は16年3月25日。

 基本設計の対象施設は、全天候型サッカー練習場(延べ1万0600平方メートル程度)や宿泊棟(延べ5500平方メートル程度)など。宿泊棟は6階建て程度を想定し、シングルルーム120室程度を設けるほか、大浴場やコンベンションホールを整備する。

 計画場所は福島県楢葉町山田岡美シ森8、広野町下北迫岩沢1の1。敷地面積は41万3194平方メートル。

 15年度に基本設計を行い、16年度に実施設計を進め、同年度中に着工、18年度の完成を予定している。18年夏の一部営業再開を目指す。
 建設に当たっては、デザインビルド方式の採用を想定している。

 Jヴィレッジ復興・再整備CM(コンストラクション・マネジメント)業務は、公募型プロポーザルで選定された明豊ファシリティワークスが担当している。

東日本大震災後、Jヴィレッジは役割を大きく変えた
(13年4月撮影)


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