◇顧客の喜びが何よりやりがい◇
大学生時代に経験したカンボジアへの旅行が入社への第一歩となった。観光と現地でのボランティアが一緒になったツアーに参加。「地雷除去を行う建設機械を目にしたことで、興味が湧いた」という。
その旅行中に東日本大震災が発生。帰国して今度は被災地の復旧作業を行う建機を目の当たりにした。それが最終的な動機となり、「自分も復興の役に立つ仕事がしたいと思い建機を扱う会社を志望した」と話す。
入社後すぐは、周囲のほとんどが男性社員で、それまでとの環境の違いに戸惑ったという。その中でも特に驚いたのが、社員全員が建機の運転免許を取ることだった。「人生で初めて作業着を着て免許取得に臨み、無事に合格した。今では安全講習会などで乗る機会が増え、とても楽しい」。
現在は営業担当者とのやりとりを通じ、申請書類の作成や取りまとめなどを行う。ほかにも建機を安全に扱うための講習会の講師も担っており、エンドユーザーと直接触れあう機会も多い。「初めて講習会を開いた際、お客さんから『次の年もあなたに来てほしい』と言われた時は本当にうれしかった。その時の喜びは今も忘れられない」と笑顔を見せる。
目標は「少し先になるかもしれないが、営業マンから急な依頼が来ても迅速かつ的確に要望に応え、間接的でも今以上にお客さんに喜んでもらえるようになること。そのためには業務効率をさらに上げていかないといけない」。
(さもと・あかね)
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