鉄骨階段メーカーの横森製作所(東京都渋谷区、有明利昭社長)が、福島県いわき市の工場で「社内改善発表会・階段組み立てコンテスト」を開いた。工場や営業拠点で実施している改善提案の発表と、全国の工場の代表が鉄骨階段の組み立て技術を競うコンテストで構成。約80人が参加した。
改善発表会では、生産部門での業務効率向上や作業安全性の確保、品質不具合防止などに関する取り組みが紹介されたほか、事務部門では事務作業の効率化や利便性向上、省エネ、コスト削減などの事例が発表された。最優秀改善テーマに、加西工場の「柱回転治具の活用による時間短縮」が選ばれた。
組み立てコンテストは、実際に納入する鉄骨階段を5時間以内に1人による作業で組み立て・溶接して完成させるという競技=写真。組み立て時間や溶接・外観、寸法などで審査した結果、九州工場が2連覇を達成した。
有明社長は、「改善こそが経営の核だ。年々溶接の技術が上がってきているように感じる。今後も若い人へ技術伝承をしていってほしい」と総評した。
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