新デザインにリニューアルした平沼橋駅(横浜市西区) |
プロジェクトは、18年度に相鉄とJRの相互直通運転が始まることなども踏まえ、企業イメージのPRを強化するのが狙い。車両、駅舎、制服、沿線の商業施設などが対象で、期間は19年までを予定している。
デザインコンセプトは「Thinking of the next century.これまでの100年を礎に、これからの100年を創る」。デザインの総合監修は「くまモン」の生みの親として知られるクリエーティブディレクターの水野学氏(グッドデザインカンパニー代表)と空間プロデューサーの洪恒夫氏(丹青社)が担当する。
車両は都心への乗り入れを意識し、外観の配色に「ヨコハマネイビーブルー」を採用。9000系車両のリニューアルでは、大手私鉄で初となる昼夜で色調が変化する調光機能付き照明や、大手私鉄の通勤型電車では初となる英国製本革ボックスシートの導入などを予定している。
相鉄・JRの直通運転では、相鉄線西谷駅とJR東海道貨物線横浜羽沢駅付近間に連絡線(2・7キロ)を新設。これを利用して相鉄線とJR線が相互に乗り入れる。19年から予定されている相鉄線と東急線の直通運転では、横浜羽沢駅付近と東急東横線・目黒線日吉駅付近間に新設する連絡線(10キロ)を利用する。
横浜市西部・神奈川県央部と東京都心部が直結されることで、広域鉄道ネットワークが形成され、移動時間の短縮や乗換回数の減少などが期待されている。
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