【働きやすさって何かなー】戸田建設、女性総合職が職場づくりでプレゼン

　戸田建設が、女性の活躍を推進する取り組みを活発化させている。全国の女性総合職約１００人を集め、１０月３０日に東京都中央区の本社で「女性活躍推進フォーラム２０１５」を開催。女性活躍推進度を把握するため事前に実施したアンケートの結果が報告されたほか、ワーキンググループ（ＷＧ）によるプレゼンテーション、役職者によるパネルディスカッションが行われた。

　同社は昨年９月に人事部にダイバーシティ推進室を設置。女性の活躍推進を中心に、障害者や外国人の雇用を促進している。女性総合職のさらなる戦力化に向け、意識啓発を図ることを目的に今回のフォーラムを企画した。全国の女性総合職が一堂に会し、意見交換したのは初めてという。

　ＷＧによるプレゼンテーションでは、「いきいきと働ける環境づくりのために」をテーマとした発表があり、理想とする職場環境づくりの実現に必要な施策が具体的に提案された。パネルディスカッションでは、女性管理職４人がキャリア形成について、自身の経験談を交えながら後輩社員にアドバイスを行った。

　最後に、今井雅則社長が「現時点では女性の数は少ないが影響力はある。そのアドバンテージを生かして活躍してもらいたい。行動することが大事で、一人一人が意識を改革し、会社の制度を変えて良い会社にしていこうという意思を持ってほしい。みんなで一緒にやっていこう」と呼び掛けた。