沖電気工業が、斜面崩壊の危険をリアルタイムに通知する「斜面監視システム」を開発した。崩壊の危険がある斜面に設置した傾斜センサーと土壌水分量センサーからの情報を、複数の無線装置を経由してバケツリレーのようにデータを伝送する「マルチホップ無線」を使ってクラウドセンターに収集、情報を通知する仕組みだ。
開発したシステムは、電池駆動が可能な省電力型マルチホップ無線技術を搭載した傾斜センサーモジュールと、太陽光や太陽熱などの環境エネルギーから電力を創出することでシステムの長寿命化を実現する「エナジーハーベスティング」と呼ばれる技術を組み合わせた。これにより、省電力で環境に影響されにくい電源確保を実現したという。
土砂崩れや地滑りなど崩壊の危険性のある斜面やのり面に傾斜センサーと土壌水分量センサーを設置し、マルチホップ無線技術でデータを収集。遠隔地からの斜面状態のリアルタイム監視を実現する。
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