福島県只見町は「只見線利活用計画策定業務」の公募型プロポーザル手続きを公告した。
11年7月の新潟・福島豪雨で橋梁が流出し、会津川口~只見間が寸断された只見線の復旧・振興策を検討する。参加申請を17日まで受け付ける。
提案の締め切りは21日。参加資格は14~16年度の間に地域公共交通、観光または街づくりに関する計画策定業務を国、地方公共団体、公益法人から受託した実績を有することなど。
審査では▽事業の理解度▽執行遂行能力▽事業スケジュール▽調査・分析内容▽地域性▽独自性▽実現性-を評価する。業務内容は、只見線利活用計画の策定。履行期限は18年3月16日。委託限度額は831万7000円。
只見線は福島県の会津若松から新潟県の小出までの約135キロを結ぶローカル鉄道。11年7月に発生した新潟・福島豪雨により橋梁が流出し、会津川口~只見間で復旧のめどが付いていない。JRや県、自治体らが復旧・運行再開を模索している。
寸断された区間には現在、代替バスが運行されている。復旧費用として約85億円程度が必要なことや、工期が4年以上かかるとみられることなどが、運行再開の大きな壁になっている。不通区間の利用者数が1日当たり平均49人と少ないことも、早期復旧を困難にしている。
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