大林組は11月30日、森林と共に生きる街「LOOP50」建設構想を発表した。
国内の豊かな森林資源を有効利用するのが狙いで、持続可能性と魅力ある暮らしが両立する中山間地域の街づくりを提案している。森林から得た資源だけで街をつくり、エネルギーも循環させる。
構想は、建設にまつわる文化を考察、紹介する広報誌「季刊大林」(58号)に、技術陣の誌上構想として掲載した。
LOOP50では、森林資源を効率的に活用するため、住宅や公共施設などを1カ所に集約。高さ120メートルの純粋木造建築によるコンパクトシティーを創出する。ここでは、50年かけて成長した木を使って毎年1区画を増築。50年が経過し住居として役目を終えた1区画は解体し、街のエネルギー源として活用する。
街の象徴となるのが、バイオマスプラントと製材・加工所が入るドーム型の建物。木材の利点の一つが、メンテナンスや修理が簡単なことで、居住者は個々の好みで住まいを変更していくことが容易という。
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