点群データで再現した大阪瓦斯ビルヂング (報道発表資料から) |
大阪ガス都市開発(大阪市中央区、友田泰弘社長)は、2003年に国の登録有形文化財に登録された「大阪瓦斯ビルヂング」を点群データ化した。デジタル技術を活用し、名建築を後世に継承していく新たな取り組み。デジタルデータで再現することで歴史的な魅力を体験してもらうとともに、災害発生後の文化財復元にも役立てる。
レーザースキャナー(LS)で距離や形状をより正確に計測。写真や図面で表現できない建物の3Dデータ化を実現している。今後は点群データを活用したバーチャル空間の形成や改修工事の効率化などで効果を検証。都市や建築物のデジタル化をさらに展開する。
大阪瓦斯ビルヂングは1933年竣工の南館と66年竣工の北館で構成する。南館は安井建築設計事務所を創設した安井武雄氏(1884~1955年)、北館は2代目社長の佐野正一氏(1921~2014年)が設計した。南館、北館とも大林組が施工した。
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