佐藤工業が5月にユニホームをリニューアルした。刷新は30年ぶり。ゆったりしたデザインを体にフィットしたシルエットに変えた。リニューアルに当たっては、社内にプロジェクトチームを設置し、若手を中心に社員の声をデザインに落とし込んだ。同社の社章「下り藤」の藤色がベージュの生地に映え、新しいユニホームのアクセントになっている。
リニューアルで重視したのは機能性と独自性。機能性は体にフィットしても伸縮性のある生地を採用し、現場での動きやすさに配慮した。独自性を出すためロゴと藤色のラインを効果的に配置。ロゴは胸と背中に、ラインは腕に入れ佐藤工業らしさを表現した。
プロジェクトチームの委員長を務めた土木事業本部の岩橋公男副本部長は「ワークスーツといえどもファッション。100点の評価を得ることは考えず、若い人たちに自由に意見を出してもらうことにこだわった」と話す。現場の社員からは「20年以上愛用した作業着の変更は寂しい」と別れを惜しむ声もあったが、「ワークスーツが変わり気分一新頑張ろうと思う」と前向きな社員が多いという。
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