2021年6月28日月曜日

【実施設計・施工は竹中工務店JV】延べ4・7万㎡の中野区新庁舎、7月1日着工

20年10月時点の完成イメージ(中野区HPから)

  東京・中野区は新庁舎の建設工事に7月1日着手する。中野体育館の跡地に延べ約4・7万平方メートル規模の建物を整備する。基本設計と工事監理は日本設計。竹中工務店・協永建設・明成建設工業・武蔵野建設産業・INA新建築研究所JVが実施設計と施工を担当する。CM(コンストラクションマネジメント)業務は明豊ファシリティワークスに委託している。2024年2月の完成を目指す。

 着工に先立ち建設地で24日に施工者主催の安全祈願祭が開かれ、関係者が工事の無事故・無災害を祈願した。神事ではINA新建築研究所の加藤朋行社長が鎌、中野区の滝瀬裕之総務部新区役所整備担当部長が鍬、竹中工務店の野村信一常務執行役員が鋤を入れた。

 新庁舎整備事業は中野駅北口エリアで進む再開発プロジェクトの一環。現庁舎(中野4の8の1)を中野体育館跡地(中野4の11、敷地面積8557平方メートル)に移転する。新庁舎はS一部SRC・RC造地下2階地上11階塔屋1階建て延べ4万7311平方メートルの規模。

 外観に太陽光パネルや日射を抑制するひし形の膜を採用する。特徴的な機能は1階に設置する「イベントスペース」と屋外に隣接する「集いの広場」。両施設を一体的に活用しイベント開催を想定している。

0 コメント :

コメントを投稿