弘電社は5月にユニホームを一新した。グレーの生地に映える爽やかなブルーのパイピングが特徴。全社員に実施したアンケートからニーズを吸い上げ、ポケットデザイン、袖口、通気性などを改良した。女性社員の増加に伴い同社初となる女性専用タイプも製作。女性特有のシルエットデザインとなり、上着、パンツそれぞれ号数によるサイズ注文が可能になった。
胸と脇のポケットには落下防止仕様としてファスナーにかぶせを設け、ファスナーの破損や引っかかりを防止。ポケットの中身が落ちることによる事故のリスクも低減した。袖脇部分にはメッシュを、背中には通気窓を付けて風通しを良くする夏場の暑さ対策を講じた。
袖口には穴開きボタンとドットボタンを付けてサイズ調整できるように改良。ボタンが生地の表に出ない「隠し仕様」とし、器物に接触した際の傷つきを防止した。暗所での災害対策には反射材などを採用し、視認性を高めた。
開発担当者は「作業着のリニューアルで機能性、安全性、快適性が向上したが、今後も作業服にとどまらず、環境改善に取り組む」と話している。
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