2021年6月30日水曜日

【回転窓】UFOの扱い

  1979年に創刊された雑誌『ムー』。未確認飛行物体(UFO)や超常現象などを掲載するこの雑誌は、オカルトファンから絶大な支持を得た▼最近は見掛けないと思っていたら先日、近所の書店に置いてあった。技術革新が進んでも科学的に解明されていないUFO現象などは、どんな時代でも人々の好奇心をくすぐる。根強いファンがきっといるのだろう▼25日、米国の国家情報長官室がUFOの報告書を発表した。米軍などが提供した144件の目撃情報を分析。高速飛行や急激な方向転換など異常な移動パターンが確認されたという。ただ、正体は1件を気球と特定したが、残りはすべて不明とした▼報告書では中国やロシアが開発した飛行物体の可能性を指摘。空中の浮遊物や自然現象といった仮説も挙げたが、宇宙から飛来した可能性には言及しなかった(読売新聞26日付)▼このニュースは国内でも多くのメディアが取り上げた。一昔前はこうした情報を一般ニュースで扱うことはなかったが、これも時代が変化してきたということか。そういえばムーも科学雑誌『ニュートン』の隣にあった。変われば変わるものだ。

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