2021年6月29日火曜日

【記者手帖】暮らし支える職人に感謝

  日本テレビ系列で放送しているバラエティー番組「それって?実際どうなの課」を毎週視聴している。言い伝えや都市伝説、楽して稼げるウマい話を調査・検証するのが内容。企画の一つに高額収入が見込める職業をお笑い芸人が体験するコーナーがあり、建設業の仕事が頻繁に取り上げられる◆これまでコンクリートのはつり工や圧接工などが紹介された。現場の最前線で汗を流す職人の姿はとても格好良く映る。危険を伴う仕事に出演者が「工事中はうるさいと思うけど暮らしを支える彼らに感謝しよう」とコメントしていた。メディアの形は違えど建設業の魅力が伝わったように思えた◆家の隣で進むマンション工事。在宅勤務の時は騒音でイライラしていたが、「職人のおかげで安心して暮らせている」と思うと感謝の気持ちが芽生えた。職人の仕事を知ったことで考え方が変わった◆企業取材を担当していると役員へのインタビューや技術開発などの話を聞く機会は多い。現場で奮闘する人に取材で話を聞いた経験はない。現場をより深く知ればきっと違う見方で話が聞け、中身の濃い記事が書けるはず。まずは知り合いの配管工に仕事のやりがいや苦労話を聞いてみよう。(駿)

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